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鼻血迅 「だからなんで、管理人の代理にオレが鼻血」JPG.

だって鼻血だしそうなくらい嬉しかったんだもん。

大好きR様からの御本届いて。
お手紙に例の亡国のラフ画の事かいてありまして。私ってば申し込みの時に図々しく懇願したわけです。
「のっけていい? いい~?」そしたら!
ちゃんと線直したの送ってくれるって。うへあ!?
嬉たのし大好き!! と昨日は寝ちゃったんですねぇ。

今日も家の用事とかPTAなんてのの会議出て帰って。小話書きつつ寝ちゃって。
起きてもNARUTO新刊読んで、楠田好きーで初恋限定。読んで。

あー気分を島迅にしないと書けない。
サイトめぐりをして速攻!
ぐはぁぁ!!
嬉しすぎて鼻血だすよちょっとまってってばよ!
R様のメモちょっと素敵亡国迅。
もうね。本当は蛭魔昼間からお礼メール出そうだそうとはしてたんだけど。
これはもう早く出さないと失礼すぎる~~~で、出しました。
それにも返事もらっちゃって。orz

もうR様いる方に足向けられないってしっかり布団の足がそっちむいてんじゃねーかよ、おい!!
って感じで。

ありがとうございます。R様。
もうさっさと亡国、書こうぜって自分叱咤しております。
亡国読んで下さってる方。
もうね。素敵イラストくるよ? こんな桐青キャラが動いてるんだと妄想しまくってくださいよ。
こんな格好いい姿であの世界でってもう。……鼻血止まらないから。

続き書くよう頑張るからね。

で、今日の小話は。
最近の妄想ネタで。あれ?

続きからどぞ。





『 99 』

 

「そっちいったよぉ」
「おっけー利央!」

夜の公園。
ざしゅっと黒い影が暗い木々の間から飛び出してくる。
だがその影は目の前の人影の前で動きを止めた。

「オレに会ったんだから、ありがたく思いなよ」
すっと右手に持っていた符を口先にあてる。
「急急如律令」
指先に挟まれていた呪符に息吹が与えられ、言霊の力が宿る。
「散って先のものを地に止めよ!」
バッと投げ出された紙は、一筋の光線のように青白き閃光となって影に向かう。

影が身を翻そうとするも。

「遅い!」

その声に答えるように、呪符がパッと四方に散って影を光の檻に閉じ込める。

ギシャァァアアーーーー!!


光の格子を触った影が声を上げる。

「相変わらず可愛くないなぁ、これ」
彼は迷わず胸元から独鈷を取り出すと、左手で握り、右手を脇からそれに添えた。

すぅっと静かに息を吸ってから、キッと影を睨みつける。

「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」「匂陳」「帝后」「文王」「三台」「玉女」

そう言霊を発するたびに、右手の印を結んで行く。

唱え終わると、だっと駆け出しながら言った。
「利央、ちゃんと喰らえよ!」

脇にいつの間にか来ていた金髪の少年が「はぁい」と間延びした返事をする。

「力の元へ還り給え! 悪鬼退散!!」

フッと光の檻が消え、影が逃がさそうとする。
だがその前に彼の振り下ろした独鈷が影を刺し貫いた。


ひぎゃぁあああああ!!!!

 

甲高い悲鳴を上げながら。
その影の形が急激にかすんでくる。

「利央!」
「はぁい」

完全に砂のように消え去ろうとした瞬間!

金髪だった青年が消えると、そこには龍と言うべき存在が現れた。

小さいと言っても身の丈2mほどか?

くわっと!

その口が大きく開くと。

すわっと!!

消え去りそうだった影の名残を一つ残さず吸い込んでしまった。


ごっくん。

「……まず~~~いぃぃぃ!!」

龍である利央はそう呟くと、ふわふわと飛んで、もう一人の彼の肩に乗っかる頃には、その姿をより縮めていた。
長い尻尾を彼の胸元に巻き付けて、両肩の上にうまく跨って、まるでトカゲのマフラーのようだ。
「ご苦労様、利央」
彼が優しく龍の喉元を指で撫でる。
気持ち良さそうに利央が眼を細めた。
そして愛撫が終わるとより丸まってやっと落ち着いて所定の位置につこうと思った途端、利央は見えない力に引っ張られて彼の肩から引き剥がされる。

「ちょ! ひどい~~~!! 慎吾さんでしょ~~~??」

ぽいっと見えない力から投げ出されて、クルリと翻り地に尻餅をついた時には人の姿に戻っていた。
「いてててぇ」
立ち上がりながら強打した尻を撫でさすって見上げれば。

案の定。

彼を後ろから羽交い絞めにしている男が一人。

「利央。いつも一緒に行動させてやってるんだ。だからって迅に甘えていいって訳じゃないんだぜ?」
「……慎吾さん」
彼。
若き陰陽師である真柴迅の使役する9星宮の一人である8星の利央。
そして9星の慎吾。

「いい加減利央と二人でも大丈夫ですよ」
「そうそう。今のだってぇ雑魚だったもん。美味しくなかったもん!!」
迅と利央の言い分に「そんなの匂いで解ってるけど」と答えながらも慎吾は迅から離れようとはしない。

「迅は俺のものだからな」
「慎吾さん!」
迅がきっと睨むも我かんせず。
慎吾が迅の髪にキスを送りながら「帰ろう」と促した。

「ねぇ、準さんとか和さんも、もう帰ってるの?」
利央が慎吾からの仕打ちを忘れたのか、楽しそうに聞いてくる。
「ああ。二人もちゃんと仕事終わらせてるよ」

利央は嬉しそうにはしゃぎながら家路を急ぐのを見つめながら、迅は深いため息をもらす。
「迅?」
慎吾が迅の肩を引き寄せて顔を横から覗きこんだ。
「オレいつまでも半人前だから。皆に迷惑かけてるよね」
「……迅はよくやっているよ」
「でも。皆を使役しきれずに、それぞれに動いてもらってる始末だ!」
くるりと振り返って、迅は慎吾を胸元にぽすんと両手をぶつけた。
「それはすごく皆の能力をせばめて、存在力を失わせてるって、解ってるのに!!」
悔しそうに慎吾の胸を軽くぶつ迅を。

愛しそうに見つめていた慎吾がそっと迅を抱き寄せる。

「慎吾さん」
「そうやって、俺達の事考えてくれているだけで、嬉しい」
「そりゃ、皆オレの唯一の家族だもの」
「うん。俺にとって迅は家族以上だけど」
「……慎吾さん」

そう。
初めて逢った時からの宿命。


……絶対迅は俺が護るから。

 

「お前がシマザキの姓(星)をついだか」

楽しそうに微笑んだ奴の顔。

「マシバの姓(星)を継いだのがこの子かぁ。こりゃいい」

高らかに笑った奴。


渡しはしない!!


「慎吾さん? 苦しい」
「! あぁ、ごめんな、迅」
「……どうかしたの?」
「迅がどこにも行かないように、おまじない」
そう言って慎吾が迅の額にキスを落とす。

バッと離れた迅の顔は真赤だ。

「ば、莫迦野郎!!」
そう怒鳴ると。
だっと駆け出して利央の隣に行ってしまう。

残された慎吾はしばらくそれを呆けて見送ったが、くすりと微笑んだ。


「真の君を狩るべき使命は我が手にあり」


だから。


誰にも君は渡しはしないから。

 

ざわっと生暖かい風が吹き上がり。

慎吾の髪をかき上げた。

 

後ろの輝く満月に。

溶け込むように慎吾の表情が歪んだ。

 

 

2008.05.02
  しゅりんか


あとがき
やっぱり書いちゃった。新しいネタです。真新しくも無い陰陽妖怪退治もの。
ちなみに世界観は、私がやっているブリSSブログの「九十九」と同じです。なのでこの世界では一護とルキア達もいたりしますです。同業者って感じでしょうか。
続きはあるか解りませんけど。


読んで下さってありがとうございます。
拍手ありがとうです。

楽しみが増えてもう本当、嬉しいわ。

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