『 Quiero ser un mariscos. 』

 

解ってる。

こんなのただの子供染みた、身勝手な嫉妬だってこと。

でも。

慎吾さんがオレの知らない顔で笑ってる。

慎吾さんがオレの知らない話題で楽しんでる。

慎吾さんが、オレの知らない慎吾さんで、そこに居る。

そんだけで。

キリキリと胸の奥で軋んでいくモノが、溢れ出して来そうに、なる。

 

独り占めしたい。
もちろんそうだけど。

それ以上に、オレは何故か。

放って置かれるようなその感覚が、淋しくて悲しくて。

近づけないこの先を思い知らされて。

 

もっと自分を惨めに感じる。

オレなんていらない。

慎吾さんには別に、オレは必要ないんだってさえ、考えてしまうから。

いっそこの場から「さようなら」してしまえば楽になれるのかなって？

ずっとそんな。

見つけ出したくもない答えを、ずっと。

堂々巡りして考え続けてしまって。

 

泣きたい時ほど。

涙が出ない自分が。

あまりにも嫌いすぎて。

 

当分。

慎吾さんに逢いたくないと、勝手に自分の世界に。

閉じこもった……。

『　Quiero ser un mariscos.　』

２００８．１１．２４
　　しゅりんか


今の心境です……。